朝食は本当に必要？ダイエットにおける朝食の役割とは

「朝食は食べた方がいい」というのは一般的な通説ですが、ダイエットにおいては必ずしもそうとは限りません。最新の研究によると、朝食の摂取が体重管理に与える影響は、個人の生活習慣や体質によって異なることが示されています。

■ 朝食のメリットと誤解

一部の研究では、朝食を食べることで1日の代謝が上がり、肥満を防ぐとされています（Betts et al., 2014）。また、朝食を摂る人は間食が減る傾向があり、過食のリスクを抑えられるという報告もあります（Schusdziarra et al., 2011）。

一方、朝食を抜いたからといって必ずしも太るとは限らず、「朝食を抜いた方が摂取カロリーが減り、体重が落ちる」という研究もあります（Dhurandhar et al., 2014）。このため、朝食の有無は個人の食行動と体の反応に合わせて決めるのが適切と考えられています。

■ 自分に合った朝食スタイルを見つける

• 空腹感が強い人や朝活動量が多い人は朝食を摂る方が有利
• 朝は食欲がない人、夜に主な活動がある人は抜いても問題ない場合が多い

重要なのは、「無理に朝食を食べる／抜く」のではなく、自分の生活リズムと代謝に合った食習慣を構築することです。